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2014'09.12 (Fri)

BGT Vol.3 『パンズ・ラビリンス』

おひさしぶりです。
映画と短歌のクロスレビュー、Back Ground Tanka  vol.3です。
BGT Vol.3 『パンズ・ラビリンス』



 虹 土葬された金魚は見ているか地中に埋まるもう半輪を (木下龍也)

上があれば下が  右があれば左が
内があれば外が  生があれば死が
わたしがいればあなたが
見えているものがあれば、見えていないものがあること。
それだけのことをこれ以上ないくらい鋭く鮮やかに言い表した短歌。

「パンズ・ラビリンス」もそんな映画です。
ファシズムの暗い影響下で暮らす少女に別世界から救いの手が差し伸べられる、というようなおはなし。
現実と幻想の世界が平行に描かれ、寓話的なシーンがふんだんに散りばめられています。
観終わった人間の解釈はふたつに分かれる、と言われていますが、
特筆すべきは、
必ずそうなるように秀逸に書き上げられた脚本だということです。
「あなたは何を見るのか」
現実でも、ファンタジーでも、それがすべて。

木下龍也さんにはいろいろな感情を持っているのですが、一言で言えば好き。
もう一言言えば、うーん、けしからん、かな。


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